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ノストラダムス の「恐怖の大王」の予言詩の ”effrayeur”(恐怖)は ”terror”と英訳されているようですが,五島 勉(ごとう・べん)さんは この英訳の ”terror”を ”恐怖”では無く ”テロリスト”と言う日本語訳に してしまっているようですが下記は それに対する ”hayato”さんの反論を わかりやすく再構成したものです.

五島 勉(ごとう・べん)さんは「effrayeur」には テロ と言う意味は無いにも かかわらず,「effrayeur」の英訳の「terror」から テロリスト と言う日本語訳に すり替えています.
その逃げ口上としては テロ と言う意味の言葉が ノストラダムス の時代には無かったので, ノストラダムス は テロ と言う言葉の代用として「effrayeur」を使ったと説明できます.

”hayato”さんの論では フランス では1800年代には テロ と言う意味の言葉が現われたようですが,それでも1500年代の ノストラダムス の時代からは少々 遠いと言う事です.

ノストラダムス が本当に テロ という言葉の存在を知っていて予言していたのであれば,それに近い発音での恐怖という言葉をフランス語で選ぶことが できたかどうかを調べれば良いわけで,terreur は1549年から使われていたので ノストラダムス が本当に テロ を表すための恐怖という言葉を選択したとすれば effrayeur よりも terreur のほうが妥当であると考える方が自然です.
テロ という事件が起きてから なんとか それに結びつけようと,フランス語の歴史さえ無視して,英訳の「terror」から テロリスト と言う日本語訳にしてしまおうとする語のすり替えと考えられます.