『ノストラダムス研究室』![]() の掲示板の『ノストラダムス研究室掲示板』より. |
<投稿者> <HandleName>:hayato <Title>:Re[4281]: オーロラ? <Date>:2002/11/01(Fri) 21:28 |
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> ☆ノストラダムスは”3”と”13”を特別な数字としていたと言われているので と誰が言っているのですか? |
<投稿者> <HandleName>:Mr. Pandora <Title>: ”hayato”さんへ <Date>:2002/11/03(Sun) 21:49 |
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▼『ノストラダムスに伝承された地獄絵がいま蘇る!』{<著者>ミッシャル・ド・ロワザン <訳者>吉野博高 <発行所>㈱二見書房} (P149~150)より抜粋. それから ふたりは しばらく カバラ の秘密の術に ついて話しあった. 「十三」と「三」という数字が重要な意味を もつこと,ただし あからさまに用いるのではなく,あくまでも暗号化して形を別の意味に変えること. ただし,この本は これ以外の内容は かなり インチキ ぽいのが玉に傷なんですけどね.
▼『天から恐怖の大王が降りてくる』{<著者>ダニエル・ルゾー <監修>流 智明 <発行所>㈱二見書房} (P54)「遺言書」より抜粋. 彼の死後は一度だけ,十三人の貧しい人に それぞれ六スーずつの施しがある. (P57)「遺言書」より抜粋. 遺言者 ミッシェル・ノストラダムス は,任命された証人の前で,3,444エキュ と10スー を所有している事を宣言する. (略) これらの貨幣は遺言者 ミッシェル・ノストラダムス の住居にある錫(すず)製の3つの箱に収められ,その鍵は,一個は シャトーヌフ の平貴族 パラミッド・マルク に もう一個は弁護人の マルタン・マンソン に,残りの一個は サロン の市民の ジャック・スフラン に預けられる. つまり ノストラダムス が所有する貨幣は錫(すず)製の3つの箱に収められ,その3つの鍵は一つずつ3人の人達に渡されている わけです. (P63)参照. 遺言書の日付:1566年6月17日 遺言書添え書きの日付:1566年6月30日 この差は13日になる. (P67)より抜粋. また ノストラダムス は,1555年から1567年の あいだの13年間に出版された雑誌『占星暦(アルマナック)』に,毎年13篇ずつの予言詩を発表している. これで いかに ノストラダムス に とって「13」という数字が ある特別な意味を持っているか おわかりだろう. 次に大きな意味を持つと思われるのが「3」という数字である. 1567年-1555年=12年と言う事では無く,1555年も含め1567年までの13年間と言う事だと思われます. ただし,「遺言書と遺言書添え書きに登場してくる証人と遺言執行人の リスト」は次の とおり (公認公証人)ショセフ・ロッシュ を抜かして13人と数えている (シャトーヌフの平貴族)パラミッド・マルク(遺言執行の監督兼,証人) (サロンの市民)ジャック・スフラン(遺言執行の監督) (市民)ジョセフ・レノー(遺言書の証人) (弁護人)マルタン・マンソン(遺言書の証人) (宝物管理人)ジャン・アレグレ(遺言書の証人;遺言書添え書きの証人) ギョーム・ジロー(遺言書の証人) (貴族)アルノー・バルテザール・ダミザーヌ(遺言書の証人) (平貴族)ジョウメ・ヴィギエ(遺言書の証人) (修道士)ヴィダル・ド・ヴィダル(遺言書の証人) (医学博士)アントワーヌ・パリ(遺言書添え書きの証人) (ベソンヌの医学博士)ジャン・ジロー(遺言書添え書きの証人) (薬剤師)ギレン・エロー(遺言書添え書きの証人) (サロンの外科医)ジェルヴェ・ベラール(遺言書添え書きの証人) 実際は(公認公証人)ショセフ・ロッシュ を入れて数(かぞ)えれば全部で14人になるので,これは どうも コジツケ くさいと思われます. 又「遺言書と遺言書添え書きに登場してくる十三人の相続者の リスト」に いたっては「十三人の貧しい人々」と書かれている部分を除いて なのが十三人なのか意味不明と言うか どうも捏造(ねつぞう)くさいです. もちろん これら以外にも まだまだ問題が有るでしょうけどね. ▼しかし,まったく別の本で「3,13」と言う キー・ワード が一致すると言うのは ただの捏造(ねつぞう)では無いと思われます. もちろん ソース 自体の信頼性を証明できる物は なにも無いですけどね. |
<投稿者> <HandleName>:hayato <Title>:Re[4289]: ”hayato”さんへ <Date>:2002/11/03(Sun) 22:32 |
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ミッシャル・ド・ロワザンの
> それから ふたりは しばらく カバラ の秘密の術に ついて話しあった. > 「十三」と「三」という数字が重要な意味を もつこと,ただし あからさまに用いるのではなく,あくまでも暗号化して形を別の意味に変えること. というくだりの典拠はどの文献でしょうか? 本当にそういう史料があったというのではなくて、単にロワザンがカバラの一般的な知識をノストラダムス達に語らせたのではないでしょうか? > また ノストラダムス は,1555年から1567年の あいだの13年間に出版された雑誌『占星暦(アルマナック)』に,毎年13篇ずつの予言詩を発表している. アルマナは1550年から出版されていますので、13年間ではありません。 それから、1555年版では四行詩は14編あります。アルマナ自体が少ないので、ノストラダムスが本当に13編にこだわってすべての版のアルマナの四行詩数をあわせていたのかは不明です。 カバラにこだわれば3という数字は意味を持っているのは分かります。が、私が気になったのはノストラダムが3を重要視したからカバラ的な解釈が成立するのか、ノストラダムスはカバラの知識があっただろうから3を重要視したのか、どちらかということです。 前者だと、ノストラダムスが3を重要視したという証拠を検討する必要があります。 後者だと、ノストラダムスとカバラの関係を検討する必要があります。 そのあたりをMr. Pandoraさんは、典拠もあやふやな文献をもとにしただけで、すっ飛ばして話しているように思えます。いかに別々の文献が同じことを指摘したとしても、それが事実を示しているかどうかを検討しなければ、単なる偶然の一致の可能性とされてしまうと思います。(寧ろ、擬似科学としてのオカルト系の本はそのソースが似通っている~あるいは乏しい~ことから内容がそんなに異ならないというケースがあると思いますが、どうでしょうか?) |
<投稿者> <HandleName>:Mr. Pandora <Title>: ”hayato”さんへ <Date>:2002/11/04(Mon) 22:09 |
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>> また ノストラダムス は,1555年から1567年の あいだの13年間に出版された雑誌『占星暦(アルマナック)』に,毎年13篇ずつの予言詩を発表している. > アルマナは1550年から出版されていますので、13年間ではありません。 > それから、1555年版では四行詩は14編あります。アルマナ自体が少ないので、ノストラダムスが本当に13編にこだわってすべての版のアルマナの四行詩数をあわせていたのかは不明です。 もちろん『天から恐怖の大王が降りてくる』の中には コジツケ や捏造(ねつぞう)が有るので そうゆう捏造(ねつぞう)が有ると言うのは予想できる事です. ですから ちゃんと > もちろん これら以外にも まだまだ問題が有るでしょうけどね. と断(ことわ)ってる わけです. > ミッシャル・ド・ロワザンの >> それから ふたりは しばらく カバラ の秘密の術に ついて話しあった. >> 「十三」と「三」という数字が重要な意味を もつこと,ただし あからさまに用いるのではなく,あくまでも >> 暗号化して形を別の意味に変えること. > というくだりの典拠はどの文献でしょうか? > 本当にそういう史料があったというのではなくて、単にロワザンがカバラの一般的な知識をノストラダムス達に語らせたのではないでしょうか? もし,これが ただの捏造(ねつぞう)だったら『天から恐怖の大王が降りてくる』の「3,13」と偶然に一致する確率は ほとんど0%だと思いますけど. > 寧ろ、擬似科学としてのオカルト系の本はそのソースが似通っている~あるいは乏しい~ことから内容がそんなに異ならないというケースがあると思いますが、どうでしょうか? 確かに,その可能性は有るでしょうね. では
> ☆ノストラダムスは”3”と”13”を特別な数字としていたと言われているので… に次の一文(いちぶん)を入れとけば問題 無いかな?. これは ミッシャル・ド・ロワザン の著書『ノストラダムスに伝承された地獄絵がいま蘇る!』,ダニエル・ルゾー の著書『天から恐怖の大王が降りてくる』を参考にしているが「ノストラダムスは”3”と”13”を特別な数字としていた」と言う事が真実(しんじつ)で有る確証(かくしょう)は どこにも無い. |
<投稿者> <HandleName>:Mr. Pandora <Title>: ”hayato”さんへ(2) <Date>:2002/11/05(Tue) 15:16 |
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ホーム・ページ の方(ほう)の
> ☆ノストラダムスは”3”と”13”を特別な数字としていたと言われているので… に次の一文(いちぶん)を入れて修正(しゅうせい)しときましたから~. ただし これは ミッシャル・ド・ロワザン の著書『ノストラダムスに伝承された地獄絵がいま蘇る!』,ダニエル・ルゾー の著書『天から恐怖の大王が降りてくる』を参考にしているが「ノストラダムスは”3”と”13”を特別な数字としていた」と言う事が真実(しんじつ)で有る確証(かくしょう)は残念ながら どこにも無い. |
<投稿者> <HandleName>:hayato <Title>:Re[4291]: ”hayato”さんへ <Date>:2002/11/07(Thu) 07:39 |
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> もちろん『天から恐怖の大王が降りてくる』の中には コジツケ や捏造(ねつぞう)が有るので そうゆう捏造(ねつぞう)が有ると言うのは予想できる事です. > ですから ちゃんと >> もちろん これら以外にも まだまだ問題が有るでしょうけどね. > と断(ことわ)ってる わけです. ということは、 > もし,これが ただの捏造(ねつぞう)だったら『天から恐怖の大王が降りてくる』の「3,13」と偶然に一致する確率は ほとんど0%だと思いますけど. というのは3と13が重要な数字であるということが一致したというだけで、どこにもノストラダムスがそれを指示したということは示されていないということになりますね。 言い換えれば、3と13が重要な数字であるというのはオカルト系のカバラ等の数秘術を前提に置いた発言であるとも言えるので、2つの文献の記述の一致が確率的に0であるとは言えず、高確率でありえる結果だと思います。 両方が別々の方法でノストラダムスがカバラを用いたということを証明あるいは確かな根拠を示しているというのであれば、ノストラダムスが3や13を重要視していたということもできるのですが.... |
<投稿者> <HandleName>:Mr. Pandora <Title>: ”hayato”さんへ <Date>:2002/11/07(Thu) 16:01 |
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>> もし,これが ただの捏造(ねつぞう)だったら『天から恐怖の大王が降りてくる』の「3,13」と偶然に一致する確率は ほとんど0%だと思いますけど. > というのは3と13が重要な数字であるということが一致したというだけで、どこにもノストラダムスがそれを指示したということは示されていないということになりますね。 > 言い換えれば、3と13が重要な数字であるというのはオカルト系のカバラ等の数秘術を前提に置いた発言であるとも言えるので、2つの文献の記述の一致が確率的に0であるとは言えず、高確率でありえる結果だと思います。 > 両方が別々の方法でノストラダムスがカバラを用いたということを証明あるいは確かな根拠を示しているというのであれば、ノストラダムスが3や13を重要視していたということもできるのですが.... ですから ホーム・ページ の方(ほう)は次の一文(いちぶん)を入れて修正したので問題ないと思いますけど?. > ただし これは ミッシャル・ド・ロワザン の著書『ノストラダムスに伝承された地獄絵がいま蘇る!』,ダニエル・ルゾー の著書『天から恐怖の大王が降りてくる』を参考にしているが「ノストラダムスは”3”と”13”を特別な数字としていた」と言う事が真実(しんじつ)で有る確証(かくしょう)は残念ながら どこにも無い. |
<投稿者> <HandleName>:hayato <Title>:Re[4294]: ”hayato”さんへ <Date>:2002/11/07(Thu) 18:02 |
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>>> もし,これが ただの捏造(ねつぞう)だったら『天から恐怖の大王が降りてくる』の「3,13」と偶然に一致する確率は ほとんど0%だと思いますけど. という部分をそのままにして、 >> ただし これは ミッシャル・ド・ロワザン の著書『ノストラダムスに伝承された地獄絵がいま蘇る!』,ダニエル・ルゾー の著書『天から恐怖の大王が降りてくる』を参考にしているが「ノストラダムスは”3”と”13”を特別な数字としていた」と言う事が真実(しんじつ)で有る確証(かくしょう)は残念ながら どこにも無い. という修正を入れているように思えたので老婆心ながら、問題点を指摘させていただきました。 |