『ノストラダムスの予言の科学的研究』![]() の掲示板の『自由討論掲示版』 + 『ノストラダムス研究室』 ![]() の掲示板の『ノストラダムス研究室掲示板』 + 『近未来・予言集 ”Pandora の扉(とびら)”』の掲示板より. なお読みやすいように順番を変更している物も有ります. |
<投稿者> <HandleName>:hayato <Title>: ”諸世紀”の決定版はいつ出版された? <Date>:2002年10月25日(Fri) 19時47分30秒 |
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********************************** > △ノストラダムスの”諸世紀”の初版(第1巻〜第4巻の53編までの予言詩だけしか ないもの)は(西暦の旧暦)1555年5月4日に発行される,そして”諸世紀”の決定版は1558年に刊行された. > *注.”諸世紀”はノストラダムスの存命中,あるいは死後2年以内に,リヨンとアヴィニヨンで何巻ずつかに分けて出版され,リヨン版とアヴィニヨン版の2通りが存在する. ********************************** 1558年版の存在は幾つかの予言集の版で言及されていますが、本当に出版されたかどうかは懐疑的です。ノストラダムス協会々長ショマラ氏は1559年のアンリ2世の事故死と出版中止の関連性に言及しています(Chomarat, 2000)。私見では、出版される予定があっても出版されないということは当時も(今も)よくあることで、恐らく原稿は完成していたのではないかと思います。 ただ、アンリ2世の事故死の関連して王宮のあるパリで1560年に出版された予言集の復刻版を見るかぎり1560年版は明らかに1555年アヴィニョン版とプレザージュをつなぎあわして編集した海賊版の様相を呈しており、とても1558年版が当時出回っていたとは思えません。もしも、1558年版が出版されていたのであれば、1560年版の底本は1558年版でなければなりません。なぜなら、幾つかの四行詩が王宮内で噂になっており、それらは8章以降のものであったことが解っています。従って、1560年版の出版意図を考慮すると7章までしかない版を底本に選択することは理にかなっていません。恐らく、1560年頃は7章までしかない1557年以前の版しか出回っていなかった、と考えるのが妥当だと思われます。 次に予言集がリヨンとアヴィニヨンで何巻ずつかに分けられて出版されたということはありません。アヴィニョンで出版された予言集は、所謂、出版界のリヨンコネクションに属している出版社ボノーム社やルー社によって出版されたもので、原本はリヨンから流れてきたものだからです。 参考文献 Michel Chomarat (ed.). (2000). Les propheties LYON 1568. Lyon. Editions Michel Chomarat. |
<投稿者> <HandleName>:Mr. Pandora <Title>: ”hayato”さんへ <Date>:2002年10月25日(Fri) 22時10分55秒 |
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> 1558年版の存在は幾つかの予言集の版で言及されていますが、本当に出版されたかどうかは懐疑的です。ノストラダムス協会々長ショマラ氏は1559年のアンリ2世の事故死と出版中止の関連性に言及しています(Chomarat, 2000)。 > 私見では、出版される予定があっても出版されないということは当時も(今も)よくあることで、恐らく原稿は完成していたのではないかと思います。 すると”諸世紀”の決定版が出版されたのは何年か わからないと言う事ですか?. じゃー次のように直(なお)せば問題ないのでしょうか?. △ノストラダムスの”諸世紀”の初版(第1巻〜第4巻の53編までの予言詩だけしか ないもの)は(西暦の旧暦)1555年5月4日に発行される. *注.”諸世紀”はノストラダムスの存命中,あるいは死後2年以内に,何巻かリヨンで出版された. |
<投稿者> <HandleName>:hayato <Title>:Re: ”hayato”さんへ <Date>:2002年10月26日(Sat) 19時51分12秒 |
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> じゃー次のように直(なお)せば問題ないのでしょうか?. > △ノストラダムスの”諸世紀”の初版(第1巻〜第4巻の53編までの予言詩だけしか ないもの)は(西暦の旧暦)1555年5月4日に発行される. > *注.”諸世紀”はノストラダムスの存命中,あるいは死後2年以内に,何巻かリヨンで出版された. 「死後2年までに10巻となった」くらいでよいのでは? |
<投稿者> <HandleName>:Mr. Pandora <Title>: ”hayato”さんへ <Date>:2002年10月26日(Sat) 22時01分38秒 |
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>> △ノストラダムスの”諸世紀”の初版(第1巻〜第4巻の53編までの予言詩だけしか ないもの)は(西暦の旧暦)1555年5月4日に発行される. >> *注.”諸世紀”はノストラダムスの存命中,あるいは死後2年以内に,何巻かリヨンで出版された. > 「死後2年までに10巻となった」くらいでよいのでは? では次のように修正しときますね〜♪. △ノストラダムスの”諸世紀”の初版(第1巻〜第4巻の53編までの予言詩だけしか ないもの)は(西暦の旧暦)1555年5月4日に発行される. *注.ノストラダムス の死後2年までに リヨン で10冊の ”諸世紀”が 出版されている. |
<投稿者> <HandleName>:hayato <Title>:Re: ”hayato”さんへ <Date>:2002年10月26日(Sat) 22時41分21秒 |
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> *注.ノストラダムス の死後2年までに リヨン で10冊の ”諸世紀”が 出版されている. 10冊ではありません。 予言集は1冊に10巻納められているものです。 |
<投稿者> <HandleName>:Mr. Pandora <Title>: ”hayato”さんへ <Date>:2002年10月26日(Sat) 23時18分10秒 |
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>> *注.ノストラダムス の死後2年までに リヨン で10冊の ”諸世紀”が 出版されている. > 10冊ではありません。 > 予言集は1冊に10巻納められているものです。 あ!すみません,その ”巻”のほうですか!, では次のように直しときますね. *注.ノストラダムス の死後2年までに出版された ”諸世紀”は収録された予言詩が10巻までとなった. |
<投稿者> <HandleName>:hayato <Title>:ユタン秘蔵本の正体 <Date>:2002年10月27日(Sun) 10時06分55秒 |
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********************************** > △現在の”諸世紀”は,第1巻〜第6巻と第8巻〜第10巻の詩集は完全に復元されているが,残りの第7巻は48編,第11巻は2編,第12巻は11編しか復元されていない. > しかし1950年代になって,”諸世紀”の下書として6行詩(シザン)の かたちで書かれたノストラダムスの自筆による第11巻 中の58編の予言詩集が発見された. ********************************** 第7巻は42編まではノストラダムスによるものですが、それ以外の大部分は二重掲載あるいはプレザージュからの抜粋であり、新しい四行詩は1560年パリ版予言集の復刻版での番号で72,80,82,83番です。(Leoni, 1982) また、第7巻には偽造された四行詩が追加されていますので注意が必要です。たま出版の諸世紀原典でも偽造された詩が載っています。 第11巻に置かれた58編のシザンというのは、実は1611年にトロワで出版された予言集からのことです(Nostradamus, 2002)。 その1611年版をもとに予言集を編集した一人がプランゼであり、それは1939年のことです(注1)。 ユタンは予言集を編集する際、プランゼの編集した版を典拠に用いていると明記しており、単にシザンが第11巻におさめられていたというのが真相です。 NRN(ノストラダムス・リソース・ネットワーク)ではシザンの初出である1605年版が利用できるようになりましたので、近いうちに、プランゼとユタンのシザンと1611年版の予言集と1605年版の予言集のシザンを比較することでユタンのソースを特定できると思います。 ちなみに、五島氏がユタン秘蔵本と呼ぶ文献は私のライブラリーの中にありますが、装丁が他のユタンの版と異なっているくらいで、内容はほとんど変わりません。 注 1. Plense, Charles Reynaud (ed.). (1939). Les vraies centuries et propheties de Michel Nostradamus. Avec sa vie, et, un glossaire nostradamique. Salon de Provence. Imprimerie Regionale. 参考文献 Leoni, Edgar. (1982). Nostradamus and His Prophecies. New York. Wings Books. Nostradamus. (2002). Les propheties de Michel Nostradamus. Elibron Classics. |
<投稿者> <HandleName>:Mr. Pandora <Title>: ”hayato”さんへ(3) <Date>:2002年10月27日(Sun) 16時57分04秒 |
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> 第7巻は42編まではノストラダムスによるものですが、それ以外の大部分は二重掲載あるいはプレザージュからの抜粋であり、新しい四行詩は1560年パリ版予言集の復刻版での番号で72,80,82,83番です。(Leoni, 1982) > また、第7巻には偽造された四行詩が追加されていますので注意が必要です。たま出版の諸世紀原典でも偽造された詩が載っています。 つまり第7巻は42+4=46と言う事ですね. > 第11巻に置かれた58編のシザンというのは、実は1611年にトロワで出版された予言集からのことです(Nostradamus, 2002)。 > その1611年版をもとに予言集を編集した一人がプランゼであり、それは1939年のことです(注1)。 > ユタンは予言集を編集する際、プランゼの編集した版を典拠に用いていると明記しており、単にシザンが第11巻におさめられていたというのが真相です。 > NRN(ノストラダムス・リソース・ネットワーク)ではシザンの初出である1605年版が利用できるようになりましたので、近いうちに、プランゼとユタンのシザンと1611年版の予言集と1605年版の予言集のシザンを比較することでユタンのソースを特定できると思います。 この『シザンの初出である1605年版が』とは ”諸世紀”に収録されず(単独に?)出版されたと言う事でしょうか?. ところで この58編の6行詩(シザン)が発見されたのは何年か わかりますか?. まあ それは良いとして,とにかく次のように修正ますね. △1560年までに ”諸世紀”は,第1巻〜第6巻と第8巻〜第10巻の詩集は完全に復元されているが,残りの第7巻は46編,第11巻は2編,第12巻は11編しか復元されていない. しかし1605年に58編の6行詩(シザン)が出版され,1611年に その58編の6行詩(シザン)が ”諸世紀”の第11巻に収録(しゅうろく)されて出版された.
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<投稿者> <HandleName>:hayato <Title>:白い箱の女王は誰? <Date>:002年10月26日(Sat) 20時43分53秒 |
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********************************** > △しかし,ノストラダムスは”諸世紀”に全く収録しなかった未発表の極秘予言(”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集)を書き残したと言われており. > その極秘予言(”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集)は一部の王族や貴族達の目には ふれたが,その予言詩集の 行方(ゆくえ)も とうの昔に不明になってしまった. > その幻(まぼろし)の「”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集」は ノストラダムス研究家の あいだでは ”失われた女王”と呼ばれていた. > 又,その「”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集」は白く塗られた箱に収(おさ)められているとノストラダムス自身が死ぬ まえに言い残していたという言い伝えもあり. > その白く塗られた箱に収(おさ)められた「”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集」は特に”白い箱の女王”と呼ばれ,ノストラダムスによって かならずや どこかに隠(かく)されてあると言われている ものである. ********************************** 確かに、失われているのではないかという四行詩についての関心は常に研究者の中にありました。例えば、1994年に出版されたジャン・ド・マルーユの本では新たに発見された四行詩が本当にノストラダムスのものであるかという分析をしています(注1)。しかし、海外の研究者達の誰もその失われた四行詩のことを”失われた女王”とか”白い箱の女王”と読んでいる人はいません。少なくとも私のライブラリー(おそらくノストラダムス関連書の保有数としては日本でも有数だと思います)の中の本にはそのような呼び名は出てきません。 注 1. Mareuil, Jean d |
<投稿者> <HandleName>:Mr. Pandora <Title>: ”hayato”さんへ(2) <Date>:2002年10月26日(Sat) 22時04分55秒 |
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> 少なくとも私のライブラリー(おそらくノストラダムス関連書の保有数としては日本でも有数だと思います)の中の本にはそのような呼び名は出てきません。 確かに ”hayato”さんの ライブラリー は ムチャクチャ 凄そうですよね. しかし,文書として残って いなかったとしても口伝(くちづた)えによって伝承(でんしょう)されている可能性も有ると思います. > 確かに、失われているのではないかという四行詩についての関心は常に研究者の中にありました。例えば、1994年に出版されたジャン・ド・マルーユの本では新たに発見された四行詩が本当にノストラダムスのものであるかという分析をしています(注1)。 > しかし、海外の研究者達の誰もその失われた四行詩のことを”失われた女王”とか”白い箱の女王”と読んでいる人はいません。 まず「”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集」が なぜ ”女王”と言うか ご存知だと思いますけど一応 念のために説明すると トランプ の ”12”が クイーン(女王)ですから その「第12巻」も トランプ の クイーン(女王)に なぞられて そう呼ばれたと思われます. |
<投稿者> <HandleName>:Mr. Pandora <Title>: ”hayato”さんへ(3) <Date>:2002年10月26日(Sat) 22時05分36秒 |
《ノストラダムス 諸世紀 第8巻 23番》 ◎手紙が女王の箱から発見される/筆者(ひっしゃ)の名前も署名(しょめい)も無い/政治によって提出(ていしゅつ)者は覆(おお)い隠(かく)され/だれも その愛する人を知らない. ◇筆者(ひっしゃ)の名前も署名(しょめい)も無い 手紙が女王の箱から発見される. 政治によって(その”女王の箱”の手紙の)提出(ていしゅつ)者は覆(おお)い隠(かく)され,だれも その<愛する人>(”女王の箱”の手紙の提出(ていしゅつ)者)を知らない. *つまり,「”白い箱の女王”=諸世紀・未収録の第12巻 予言詩集」が発見され,それは提出(ていしゅつ)されるが,その提出(ていしゅつ)者は政治的な圧力のせいで公表されないのだろう. この予言にも あきらかに「手紙が女王の箱から発見される」と書かれている わけですが,この「”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集」は近年になって発見された わけですので,この 予言は現在の我々に対する メッセージ だと思われ(もし そうで無かったら予言の意味が無い), ノストラダムス研究家が「”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集」を クイーン(女王)と呼んでいるのは間違い無いと思われます. |
<投稿者> <HandleName>:hayato <Title>:Re: ”hayato”さんへ(3) <Date>:2002年10月26日(Sat) 23時58分05秒 |
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> 確かに ”hayato”さんの ライブラリー は ムチャクチャ 凄そうですよね. > しかし,文書として残って いなかったとしても口伝(くちづた)えによって伝承(でんしょう)されている可能性も有ると思います. まず、口伝のものが誰からどのように五島氏に伝えられたのかというところですね。 それについて何らかの説明はあるでしょうか?例によって、そのあたりは曖昧になってませんか? 「だから欧米のノストラダムス研究家たちの一部が、とくに少数のプロ的な解読者たちは行方不明の『諸世紀』十二巻のことを、「失われた女王」とひそかに呼んできたのだった」(五島, 1991, p171) 欧米の研究家とは誰のことでしょうか?プロ的な解読者とは? 結局、五島氏は「失われた女王」という呼び名について何も説明していないということは明らかです。 参考文献 五島勉. (1991). ノストラダムスの大予言・中東編. 祥伝社. |
<投稿者> <HandleName>:hayato <Title>:Re: ”hayato”さんへ(3) <Date>:2002年10月26日(Sat) 23時59分49秒 |
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> 《ノストラダムス 諸世紀 第8巻 23番》 > ◎手紙が女王の箱から発見される/筆者(ひっしゃ)の名前も署名(しょめい)も無い/政治によって提出(ていしゅつ)者は覆(おお)い隠(かく)され/だれも その愛する人を知らない. まず、最初にこの四行詩が予言集の12巻のことを示しているということはあくまで12巻が白い箱の女王と呼ばれていることが前提です。12巻がそう呼ばれていなければこの詩が12巻の発見を示しているとはいえないでしょう?卵が先か鶏が先か? 次に、私の知り合いにはショマラやラメジャラーなどのノストラダムス研究のビッグネームがいますが、彼らの中で第12巻中の未収録詩をクイーンと呼んでいる人はいません。 次に、五島氏の話の中で、 「それは−もし存在しているとすれば、白く塗った箱に入っている。ノストラダムス自身が死ぬ前にそう言っていたと、弟子のショビーニが友人にもらしたという話が残っている」(五島, 1991, p171) とありますが、これも誰がその話を伝えているのか明らかにしていません。弟子と名乗ったシャヴィニの残した文献の幾つかが手元にありますが、そのような記述は見当たりません。 最後に、五島氏はそれがノストラダムス博物館で発見されたと書いていますが、それを主張しているのはクロケットであって、博物館改装のときにそのような文献が発見されたということは聞いたことがありません。館長のジャクリーヌ・アルマン女史もそのことについては言及していません。ベナズラもノストラダムス協会の見解とともに、クロケットの失われた12巻についてはデマであるとしています。(Benazra, 1990, p605) リヨンのノストラダムス協会はノストラダムス研究の総本山のようなところで、書誌学的なことについては問い合わせればたいていのことは分かります。 参考文献 Robert Benazra. (1990). Repertoire chronologique Nostradamique (1545-1989). Paris. La Grande Conjonction. 五島勉. (1991). ノストラダムスの大予言・中東編. 祥伝社. |
<投稿者> <HandleName>:hayato <Title>:Re: ”hayato”さんへ(3) <Date>:2002年10月27日(Sun) 00時00分53秒 |
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> ノストラダムス研究家が「”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集」を クイーン(女王)と呼んでいるのは間違い無いと思われます. 少なくとも、「間違いがない」というのはいったい誰が呼んでいるのか分かっているときに初めて言えることだとおもいますが、日本人以外で(五島氏に影響を受けていないという意味で)他に誰がそう呼んでいるか、本当に聞いたことがありますか?
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<投稿者> <HandleName>:Mr. Pandora <Title>: ”hayato”さん <Date>:2002年10月27日(Sun) 15時37分31秒 |
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>> ノストラダムス研究家が「”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集」を クイーン(女王)と呼んでいるのは間違い無いと思われます. > 少なくとも、「間違いがない」というのはいったい誰が呼んでいるのか分かっているときに初めて言えることだとおもいますが、日本人以外で(五島氏に影響を受けていないという意味で)他に誰がそう呼んでいるか、本当に聞いたことがありますか? 確かに ”間違い無い”と言うのは言いすぎでした. ただし ”五島”さんがサロンの町のノストラダムスが晩年を過ごした家から”白い箱の女王”が発見されたと言う事までしか書いておらず,それが政治的な圧力による偽(にせ)・情報だと言う事まで言及(げんきゅう)していないのは ”五島”さんが「ノストラダムスの大予言・中東編」を書いた時点では ノストラダムス ”諸世紀”「第8巻 23番」の存在に気づいていなかったと思われます. つまり, ”五島”さんの ソース は ノストラダムス ”諸世紀”「第8巻 23番」では無く まったく別の所からの情報だったと思われます. その まったく別の所からの情報と「手紙が女王の箱から発見される」の言葉が偶然に一致する確立は(後出し ジャンケン の コジツケ で無いかぎり) ほとんど ゼロ% と考えられます. よって「手紙が女王の箱から発見される」の予言が「”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集」と言う確立は非常に高いと思います.
> 最後に、五島氏はそれがノストラダムス博物館で発見されたと書いていますが、それを主張しているのはクロケットであって、博物館改装のときにそのような文献が発見されたということは聞いたことがありません。館長のジャクリーヌ・アルマン女史もそのことについては言及していません。 > ベナズラもノストラダムス協会の見解とともに、クロケットの失われた12巻についてはデマであるとしています。(Benazra, 1990, p605) > リヨンのノストラダムス協会はノストラダムス研究の総本山のようなところで、書誌学的なことについては問い合わせればたいていのことは分かります。 『政治によって提出(ていしゅつ)者は覆(おお)い隠(かく)され』と言う事情を考慮しておくべきです. つまり,ノストラダムス博物館にも政治的な圧力が かかっている可能性が有ると言う事は充分に有りえます. |
<投稿者> <HandleName>:Mr. Pandora <Title>: ”hayato”さんへ(2) <Date>:2002年10月27日(Sun) 15時38分58秒 |
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しかし,たしかに
> その幻(まぼろし)の「”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集」は ノストラダムス研究家の あいだでは ”失われた女王”と呼ばれていた. > 又,その「”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集」は白く塗られた箱に収(おさ)められているとノストラダムス自身が死ぬ まえに言い残していたという言い伝えもあり. > その白く塗られた箱に収(おさ)められた「”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集」は特に”白い箱の女王”と呼ばれ,ノストラダムスによって かならずや どこかに隠(かく)されてあると言われている ものである. このように断定的に書くのは問題が有るでしょうから,次のように修正しときますね. 次の「”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集」に関する内容は五島・勉(ごとう・べん)さんの著書(ちょしょ)「ノストラダムスの大予言・中東編」を参考にしていますが,それが真実であると言う確証(かくしょう)は どこにも無いようです. その幻(まぼろし)の「”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集」は ノストラダムス研究家の あいだでは ”失われた女王”と呼ばれていたと言う事のようです. 又,その「”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集」は白く塗られた箱に収(おさ)められているとノストラダムス自身が死ぬ まえに言い残していたという言い伝えもあり. その白く塗られた箱に収(おさ)められた「”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集」は特に”白い箱の女王”と呼ばれ,ノストラダムスによって かならずや どこかに隠(かく)されてあると言う事のようです. |
<投稿者> <HandleName>:hayato <Title>:Re: ”hayato”さんへ <Date>:2002年10月27日(Sun) 19時31分58秒 |
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「プロヴァンス(東南フランスにあるサロンの町。ノストラダムスが晩年を過ごして死んだ古い家。通称”お化け屋敷”と呼ばれているノストラダムス記念館」(五島, 1991, p172) と明確に現在のLA MAISON DE NOSTRADAMUSであることを明確に書いています
> その まったく別の所からの情報と「手紙が女王の箱から発見される」の言葉が偶然に一致する確立は(後出し ジャンケン の コジツケ で無いかぎり) ほとんど ゼロ% と考えられます. では、Mr. Pandoraさんの指摘している四行詩だけを見てみましょう。 そこにノストラダムスの未発表の四行詩の隠し場所を示している以外に考えられない記述はあるのでしょうか?手紙が女王の箱から発見されるということが未発表の四行詩のことであるという確証はどこにもありません。単に詩だけをみれば、例えばレオニの解釈を紐解けば王家のスキャンダルの予言だとなっています。例えばスコットランドのメアリーの手紙事件などに引き当てられています。 「手紙が女王の箱から発見される」という言葉が未発表の四行詩の発見と結び付けられるためには、未発表の四行詩が白い箱の女王と言われていたという事実が少なくとも必要です。 したがって、五島氏の”白い箱の女王”=12章の未発表の四行詩の通称説を無視してはMr. Pandoraさんの四行詩の解釈は成り立たないことになります。白い箱の女王説の信憑性を無視してしまったところにコジツケがあるといえます。 五島説の成立の難しいところは、五島氏が”白い箱の女王”ということを誰が言っていたかを黙っているところでしょうね。当のソースの発表者であるクロケットすら”白い箱の女王”という名を使っていないのですから。 それから、五島氏はクロケットのソースをクロケットの本から引用したのではなく、ワンダーライフにのったクロケットの本の紹介記事から引用しています。クロケットが知らないことを五島氏が書けるということ自体、五島氏の”白い箱の女王”発言はとても信頼性がないものといえます。 参考文献 Arthur Crockett. (1991). Nostradamus' Unpublished Prophecies. Including Persian Gulr Update. Inner Light Publications. 五島勉. (1991). ノストラダムスの大予言・中東編. 祥伝社. |
<投稿者> <HandleName>:Mr. Pandora <Title>: ”hayato”さんへ <Date>:2002年10月27日(Sun) 20時19分20秒 |
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> 「手紙が女王の箱から発見される」という言葉が未発表の四行詩の発見と結び付けられるためには、未発表の四行詩が白い箱の女王と言われていたという事実が少なくとも必要です。 > したがって、五島氏の”白い箱の女王”=12章の未発表の四行詩の通称説を無視してはMr. Pandoraさんの四行詩の解釈は成り立たないことになります。白い箱の女王説の信憑性を無視してしまったところにコジツケがあるといえます。 > 五島説の成立の難しいところは、五島氏が”白い箱の女王”ということを誰が言っていたかを黙っているところでしょうね。当のソースの発表者であるクロケットすら”白い箱の女王”という名を使っていないのですから。 > それから、五島氏はクロケットのソースをクロケットの本から引用したのではなく、ワンダーライフにのったクロケットの本の紹介記事から引用しています。クロケットが知らないことを五島氏が書けるということ自体、五島氏の”白い箱の女王”発言はとても信頼性がないものといえます。 確かに そのように批判されるのも わかりますけれど
> 次の「”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集」に関する内容は五島・勉(ごとう・べん)さんの著書(ちょしょ)「ノストラダムスの大予言・中東編」を参考にしていますが,それが真実であると言う確証(かくしょう)は どこにも無いようです. と言う一文(いちぶん)を入れとけば問題 無いのでは?. |
<投稿者> <HandleName>:Mr. Pandora <Title>: ”hayato”さんへ(2) <Date>:2002年10月29日(Tue) 18時52分56秒 |
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> 次の「”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集」に関する内容は五島・勉(ごとう・べん)さんの著書(ちょしょ)「ノストラダムスの大予言・中東編」を参考にしていますが,それが真実であると言う確証(かくしょう)は どこにも無いようです. > その幻(まぼろし)の「”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集」は ノストラダムス研究家の あいだでは ”失われた女王”と呼ばれていたと言う事のようです. > 又,その「”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集」は白く塗られた箱に収(おさ)められているとノストラダムス自身が死ぬ まえに言い残していたという言い伝えもあり. > その白く塗られた箱に収(おさ)められた「”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集」は特に”白い箱の女王”と呼ばれ,ノストラダムスによって かならずや どこかに隠(かく)されてあると言う事のようです. これに次の文も追加しときますね. ただし,これらは あくまでも五島・勉(ごとう・べん)さんの説で有り,今の所 これが真実で有ると言う確証(かくしょう)は どこにも有りません,しかし個人的には「”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集」と言うよりは それを ”失われた女王”又は ”白い箱の女王”と言ったほうが わかりやすいので,この中では それを便宜的(べんぎてき)に ”失われた女王”又は ”白い箱の女王”と記述(きじゅつ)します. あと
> △近年になりフランスの秘密情報機関(ルシフェロン?)により,通称”白い箱の女王”と呼ばれる”諸世紀”には全く収録されなかった未発表の幻(まぼろし)の極秘予言(”諸世紀”の第12巻 中の未収録 予言詩集)も発見されたと言われている. この『通称”白い箱の女王”と呼ばれる』も ちと まずいので削除しときます. |